空き家を売りたいときはそのままでもOK?押さえたいポイントを解説!

2022-01-11

空き家を売りたいときはそのままでもOK?押さえたいポイントを解説!

この記事のハイライト
●空き家を売りたい場合は、「そのままの状態で売る」と「更地にしてから売る」のどちらを選ぶか検討する必要がある
●どちらの方法にもメリットとデメリットがあるので、内容をしっかり把握してから決めると良い
●空き家を所有しているとさまざまな手間や費用がかかるので、それらを負担に感じるなら売却がおすすめ

空き家を所有していると、管理の手間や税金がかかってしまうため、売りたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
ただ、「そのままの状態と更地にするのとでは、どちらが売りやすいのか?」と迷ってしまうかもしれません。
そこで今回は、空き家を売りたいとお考えの方に向けて、「そのままの状態で売る場合」と「更地にしてから売る場合」それぞれのメリットやデメリットなどについてご説明します。

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空き家をそのままの状態で売りたいときのポイントとは

空き家をそのままの状態で売りたいときのポイントとは

空き家は、一般的に「1年以上人が住んでいない家」が該当します。
細かく分けると、以下の4つに分類されます。

  • 自宅とは別に所有している物件(別荘など)
  • 借り手がいない状態の賃貸用物件
  • 売却するために空き家となっている物件
  • その他の事情で住人がいない物件

空き家を所有することになった理由は、相続であることも多いでしょう。
その場合は、4つ目の「その他の事情」に該当します。
さて、空き家を売りたいときに悩みやすい問題の一つに、「そのままの状態」と「更地にする」のどちらが良いのかが挙げられます。
ここでまず押さえたいポイントは、「そのままの状態」はさらに2つに分けられることです。

空き家を売りたいときの選択肢は厳密に分けると3つ

空き家をどのように売るかについては、以下の3つの選択肢があります。

  • そのままの状態で「古家付き土地」として売る
  • そのままの状態で「中古住宅」として売る
  • 空き家を解体して「更地」として売る

「古家付き土地」は、「ふるやつきとち」と読みます。
これは、古い家などが残っている土地のことです。
中古住宅との境界がはっきりと決まっているわけではありませんが、違いの一つは「住宅として使用できるかどうか」だと考えられるでしょう。
築年数が20年以上経っていると、建物としての価値はほぼなくなるといわれています。
そのため、築年数が経っている空き家を売りたいときは、建物を売却価格に含めず「古家付き土地」として売り出したほうが、買い手が見つかりやすいかもしれません。
そして「更地」は、建物などがない宅地のことをいいます。
空き家の売り方について考えるときは、この3つを理解しておくと役立つでしょう。

そのままの状態で売却する際に生じるメリットとデメリット

空き家の売却方法について迷ったときは、メリットとデメリットを把握したうえで判断すると良いでしょう。
まずメリットには、以下のような点が挙げられます。

  • 手間や費用がかからない
  • 更地に比べて固定資産税が安いため、比較的焦らずに売却活動ができる
  • 住宅ローンが利用可能なので、買い手が見つかりやすい可能性もある

次に、デメリットは以下のとおりです。

  • 売却価格が相場よりも安くなるかもしれない
  • 土地を探している方の選択肢に入らない可能性がある

これらを総合すると、空き家をそのままの状態で売りたいときは、以下の点に留意することがポイントだといえるでしょう。

  • 解体しなくても済むが、買い手に解体を託すことなどを踏まえると、相場よりも安い価格設定が必要かもしれない
  • 空き家を探している方もいるが、すぐに使える土地が欲しい方もいるため、需要を見極めることが大切

なお、空き家がある土地は固定資産税の優遇措置を受けられるため、税金の負担を軽減できます。
そのため、多少時間がかかってもじっくりと売却に臨める点は、大きなポイントでしょう。

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空き家を解体して更地にしてから売りたいときのポイントとは

空き家を解体して更地にしてから売りたいときのポイントとは

次に、「更地にしてから売りたい」と考えたときに、知っておきたいメリットとデメリットについてもご説明しましょう。
メリットには、以下のような点が挙げられます。

  • 用途が幅広くなるため、売れやすい可能性がある
  • 空き家を管理する手間が省ける

そして、発生するかもしれないデメリットは以下のとおりです。

  • 解体費用や手間がかかる
  • 固定資産税が高くなる

空き家の解体には費用がかかるうえ、更地にすると固定資産税の優遇措置を受けられなくなり、税金の負担が増えてしまいます。
けれども、空き家の管理にも費用や手間がかかるので、それらがなくなることは大きなメリットでしょう。
さらに、更地は住宅を建てる他にも駐車場などのさまざまな用途があるため、人気が高いかもしれません。
ただし、最近は「安い中古住宅を買って、自分好みにリフォームしたい」と希望する方も増えています。
そのため、「そのままの状態で売る」と「更地にして売る」のどちらを選択するか決める際は、やはり需要を見極めることが大切なポイントになるといえるでしょう。
弊社は空き家の売却に特化した不動産会社ですので、「空き家を売りたいけど、どちらの方法にすれば良いか決められない」などのお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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売りたい空き家をそのまま所有し続けた際にかかる費用とは

売りたい空き家をそのまま所有し続けた際にかかる費用とは

空き家を売却する2つの方法には、それぞれにメリットとデメリットがあるため、どちらが良いとは一概には言えません。
そのため、「どうすれば良いかわからないので、このまま所有し続けようかな」と考える方もいらっしゃるでしょう。
ただ、空き家を所有していると費用や管理の手間がかかるため、その点にも注意しなくてはなりません。
まず、空き家には以下のような管理が必要です。

  • 換気や通水
  • 室内や庭などの掃除
  • 空き家の状態のチェック

換気は湿気を逃がすため、通水は水道管のサビ防止などのために必要です。
そして、雑草や枝が茂らないようにすることや、建物に異常がないか確認することも重要です。
これらの管理を怠ると、「老朽化が進んで倒壊する」「不法侵入や放火などの犯罪が起こる」など、さまざまな問題が発生してしまうかもしれません。
そのため、空き家を所有している間は定期的な管理が必要なのです。
けれども、住んでいない空き家の管理にわざわざ出向くのは、手間に感じることもあるでしょう。
空き家が遠方にある場合は、時間がなくて行けないかもしれません。
その際は、管理会社に管理を委託することも可能ですが、手間が減る代わりに費用が発生してしまいます。
さらに、空き家を所有していると、他にも以下のような費用の発生が考えられます。

  • 固定資産税
  • 火災保険や地震保険などの保険料
  • 水道光熱費の基本料金

固定資産税は、空き家を所有している限り、毎年支払いが発生する税金です。
建物があると安くなりますが、空き家を放置した結果「特定空き家」に指定されてしまうと、優遇措置を受けられなくなり税金が上がります。
そのような事態を避けるためにも、定期的な管理は必要なのです。
また、災害への備えとして火災保険や地震保険に加入している場合は、保険料がかかります。
「ときどき使うから」「掃除や管理に必要だから」などの事情があって電気や水道の契約を続けていると、毎月の基本料金も発生するでしょう。
このように、使っていない空き家にも、さまざまな費用や手間がかかります。
それらから解放されるためにも、「売りたい」と思ったときに、思い切って実行してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

空き家を売りたいときは、「そのままの状態で売る」と「解体して更地にしてから売る」のどちらにするかを決める必要があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、ご自分の物件に合っている方法をしっかりと見極めることが大切です。
(株)リレーションシップは、空き家の売却に特化した不動産会社です。
空き家を売りたいとお考えの方や、空き家の売却についてお悩みの方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。

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