2022-01-18
売却を考えている物件に接している道路が狭あい道路だったとき、「セットバックをおこない建て直したほうが良いのか」「それともそのまま売却したほうが良いのか」迷いますよね。
そもそもセットバックとはどんなものか、ご存じでない方もいらっしゃるかと思います。
そこで、セットバックとは何か、なぜおこなうのか、またメリット・デメリットなど解説いたします。
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セットバックとは何か、目的や理由も併せて解説します。
不動産で言うセットバックとは、境界線または道路から建物などを後ろに移動させることを意味します。
建築基準法によって、住宅など建物を建てるとき幅員4m以上の道路に2m以上接していなければならないと決められており、これを接道義務といいます。
日照や通風を確保するため、また消防車や救急車など緊急車両の経路の確保、避難経路の確保のために必要です。
もし火事が起きて消防車が入れないと、被害は大きなものになってしまいますね。
道路の幅をある程度広く取ることは、防災を考えるうえでとても大きな意味を持ちます。
しかし、古い住宅に接している道路が4m以下のところは現在も多くあります。
接道義務を満たしていない場合、そのまま住むことはできますが、新たに建て替えるときはセットバックは避けられません。
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セットバックが不可欠な土地や物件を売却するとき、知っておきたいメリットとデメリット、注意点があります。
メリットには、以下の3点が挙げられます。
また、デメリットには以下の2点が挙げられます。
後ろに移動した箇所は道路として扱われるので、駐車することも門を建てることもできません。
セットバックをする場合、以下のような3つの注意点があります。
容積率や建ぺい率を計算する際に必要になる敷地面積には、セットバックした部分を含められません。
また、固定資産税減額の手続きを怠ると、本来減額されるはずの後退させた部分の税金まで払うことになるため注意しましょう。
セットバックはおこなってから売却したほうが、買主がみつかりやすいでしょう。
しかし、セットバックした物件はあまり好まれない場合が多く、価格も安く設定することを求められるケースがあります。
売却が難しそうなときは買取も視野に入れることをおすすめします。
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セットバックの意味や理由、メリットとデメリット、注意点などについて解説してきました。
セットバックが不可欠な物件には、さまざまな注意が必要です。
売却を希望する物件が、セットバックが必要か必要でないのか、確認しておきましょう。
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